ボーイスカウトは、1907年にイギリスのベーデンパウエル卿がブラウンシー島に20人の少年を集めて実験キャンプを行ったことが始まりです。

ベーデンパウエル卿は「スカウティングフォアボーイズ」を著し、少年たちに仲間とともに自然の中で色々な事を学び成長するすべを説きました。 この「スカウティングフォアボーイズ」が全世界に広まっていったのです。

スカウトとは、「先駆者」のことで、ボーイスカウトとは「自ら率先して幸福な人生を切り開き、社会の発展の先頭に立とうとする少年」という意味を持っています。 ボーイスカウト活動は、仲間たちと自然の中で遊びながら、いろいろなことを身につけて、より良き社会人を目指す活動です。 具体的には、野外活動を通して、自然を学び、友情や協調の精神を育てることが中心です。 土曜日の午後や、休日に集まって、工作やゲーム、歌、演劇などの活動、手旗やロープなどの練習、キャンプ生活の基本を勉強します。 春休みや夏休みには長期キャンプがあります。

スカウト活動の場の中心は野外活動(アウティング）です。 自然の中で生き抜く力を学び、社会奉仕を通じて社会との係わりを学びます。 ボーイスカウトの活動は、各年齢層に応じ5つの部門により構成されています。 そして各々の年齢層のニーズや能力に応じたプログラムを展開しています。

● 小学校入学直前の1月〜小学2年生	ビーバースカウト
自然に触れて遊ぶなかで色々なルールを学んでいく。 木の葉章を集めて小枝章獲得を目指す。
● 小学校3年生4月〜	カブスカウト
各学年を取り混ぜて6〜8名の組を作り、年長の組長を中心とした活動を行う。 うさぎからしか・くまへと進級していく。
● 小学校6年生4月〜	ボーイスカウト
各学年を取り混ぜた8名程度の班を作り、班長を中心に自分たちで考えながら活動することを学ぶ。 初級〜2級〜1級〜菊の進級を目指し、技能章やターゲットバッジ。 マスターバッジへの挑戦を行う。
● 中学校3年生9月〜	ベンチャースカウト
各人の目標に向かってアワードを取得するプロジェクトを仲間と話しあい行う。 アワードと技能章の成果により、ベンチャー〜隼〜富士へと進級する。
● 18歳以上〜25歳	ローバースカウト
自分たちのニーズにあわせた色々なプロジェクトを実行していく。 また、各部門のサブリーダーとして奉仕することも大きな柱となる。

各団は地域の様々な育成団体が運営しています。 そのため団によって受け入れ地域や時期などが異なります。 まずはお近くの団にお問い合わせ下さい。 各地区や団では体験入隊や見学会なども開催していますのでお気軽にお尋ね下さい。