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平成19年度 インダバ (指導者のつどい)
1日目(前半) − 6月2日(土) 晴
開会式

開会式は、長寿の郷の、郷ホールで行ないました。

この時点で、まだ班は構成していません。 並ぶ順序も来たときの仲間同士で固まっています。 でも、受付け時点で名簿(班分け表)を配っているので、誰が来るのかは分かっています。 「おっ、今年もあいつが来ているな」と久しぶりの顔を確認しあったことでしょう。

開会式-1

ウッドバッジの伝達(?)と優良団の表彰もありました。

開会式-2
開会式-3
オリエンテーション

隊長役の清水副コミから、今回のインダバについて説明がありました。

昨年・一昨年同様、班対抗のゲームを楽しむこと。 優秀班を目指して欲しい。

今回は特にブラウンシー島の実験キャンプにこだわった活動にするので、どの活動が実験キャンプに関係しているのか覚えておいて欲しい、などです。

そして、清水副コミと言えば…、あのゲームが待っているような気配が濃厚です。

オリエンテーション
ブラウンシー島実験キャンプについて

しかし、今年はあのゲームの前に、ブラウンシー島実験キャンプについてのレクチャーから始めました。 「良かった、今年はあのゲームは無さそう」という Yさんの期待の中、大人向けのアカデミックな時間にしばしお付き合いいただきました。 後では説明がないんですよ。 ここで一気に説明して、後は体験してもらおうということなんです。 話は実験キャンプにとどまらず、サンライズ・セレモニーや第1回世界ジャンボリーに及びました。

Colin Walker 氏のホームページ (英語)

レクチャー

実験キャンプの参加案内には、キャンプまでに、3つのなわ結びを練習しておくように、と書いてあったそうです。 その結びとは、本結び、一重つぎ、巻き結びです。 基本中の基本の結びですが、これからブラウンシー島に行くのですから、しっかり練習しておきました。

なわ結びの冊子 (PDF)

結索
班集会

涼しい室内でのお話はここまで。 ちょっと暑いですが、いよいよ外に出て、班名、班呼や、分担を決める班集会を行ないました。 ここでの、実験キャンプのこだわりは、班名をけものに分けたこと。 そして、班旗にBAと書くことでした。
※ 実験キャンプでは班旗に brownsea の最初と最後の文字 BA を書いた

班は以下の 6つです。

班名班呼班のモットー班の色
ふくろう ホーホー スマートネス
こうのとりギャーギャー 仲良し こよし
ひばり ピーチクパーチク 元気に愉しく頑張ろう
ヤマネコ ギャオー シャープ&ワイルドオレンジ
やぎ やぎさーん メーメー目指せ!偉大なる凡人!!
オオカミ ワォー 元気で仲良く ピンク

班集会が終わると、いよいよ班ごとに整列して、班長の任命です。 実験キャンプを真似て、班ごとに色分けをした肩章、それに班長は、ゆりの花(fleur-de-lys)の形をした班長章をつけるようにしました。

班集会
班長任命
基本動作

班の形ができると、まずは紀律をしっかり勉強しましょう。 南副コミの指導の下、基本動作の練習を行ないました。 特に「いやさか」は、この後何度も行なうので、正しい方法を身に付けておきたいものです。

練習のおかげで、皆さんビシッとしてきました。 これなら、ブラウンシー島での生活も紀律正しいものになりそうです。

基本動作
3番ゲーム

さていよいよです。 やっぱりありました。 今やGame of Threeとして国際的になった、あの3番ゲームです。

ご存じでしょうが 3番ゲームとは…
参加者が輪になり右回りで一人ずつ数字を順番にコール。
ただし3のつく数字あるいは3の倍数をコールする順番に当たった人は、コールの代わりに手をたたく。
[手をたたく例]
  • 3の付く数字 3,13,23,30,31,32…
  • 3の倍数   3,6,9,12,15,18…
間違えたら輪から抜けていき、最後まで残ると班のポイントになる、という簡単なゲーム。

勝った班には、最初の優秀班授与。 これで昨年の感動がよみがえってきて、今年もこの班で優秀班を目指すぞ、という気運がいよいよ高まってきました。

最初の優秀班はふくろう班オオカミ班が取りました。

3番ゲーム
優秀班

さて、ここからは、各班は世界ジャンボリーに参加した国の代表になってもらいます。 でも、国の代表になって、何をするんでしょうね。 それは、この後のお楽しみ。

厳正なるジャンケンの結果、各班は以下の国に決まりました。

班名
ふくろう ツバル
こうのとりカナダ
ひばり インドネシア
ヤマネコ サンマリノ
やぎ モロッコ
オオカミ コンゴ
ジャンケン
これはなんだろう? (What is it?)

3番ゲームのあとは、いよいよ実験キャンプのプログラムです。 スカウティング フォア ボーイズ (以下 S.F.B.) 日本連盟創立70周年記念版 p.273 に載っているこれはなんだろう? (What is it?)というゲームを行ないました。

このゲームのオリジナルの形は、何かのサインを置いておき、その場所の観察をするのですが、少し変えて、結び目を樹木のところに置いておき、その樹木の葉を採集するという方法にしました。

この長寿の郷には、生活に役立つ樹木が植えてあり、看板には名前と解説が書いてあるのです。 結び目さえ見つけられれば、樹木の名前はたちどころに分かります。

葉の採集には条件を付けました。 生きた木を痛めてはいけないので、必ず落ちている葉を採集すること、という条件です。 もちろん木の根元に葉が落ちているはずですが、周りの木の葉がごちゃまぜに落ちていますので、それが探している木の葉であるかを調べるには、葉の縁のぎざぎざ、葉脈の走り方などを、生えている木の葉と比べる必要があり、かなりの観察が必要です。

結び目は10種類ありましたが、全部見つけ、葉も正しく採集してきたふくろう班が優秀班になりました。

台紙 (PDF)

What is it?-1
What is it?-2
What is it?-3